腱板損傷(腱板断裂)とは
肩のインナーマッスルである腱板筋群のスジが切れてしまうという状態です。
腱板の「腱(けん)」というのは、筋肉が骨にくっつくところの白くスジっぽくなった部分を言います。
筋肉はご存じの通り赤く、伸び縮みする組織ですが、
その筋肉が骨にくっつくところは、伸び縮みするというよりは筋肉の伸び縮みの力を骨に効率よく伝えるために、ある程度かための線維(スジ)になっています。
そして、腱板はこの腱が集まって板状になっているのでこの名前がついています。
どの腱が集まっているかというと、前から順番に肩甲下筋腱(けんこうかきんけん)棘上筋腱(きょくじょうきんけん)棘下筋腱(きょっかきんけん)小円筋腱(しょうえんきんけん)という4つの筋肉の腱が集まって腱板を構成しています。
アキレス腱も同様で、腓腹筋とヒラメ筋という筋肉が腱となってアキレス腱として合流していますが、板状とまではいかず細い筋なのでアキレス腱板とは言わないわけですね。
これらのインナーマッスルは小さく細いが関節近くに位置するため関節の安定性を高める働きがあります。
つまり、アウターマッスルばかり鍛えると、力は強くなりますが、関節にとっては乱暴な動き方をするので、関節の痛みの原因になり得るということなんですね。
肩関節は安定性が非常に重要と言われています。
それは肩関節がすべての関節の中で最も幅広く、多方向に動く関節であるからです。
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その大きな可動域の代わりに、肩関節は脱臼も起こりやすい関節として有名です。
そして、脱臼までは至らないまでも、大きく動かしている中で不安定に関節が動いていると、結果的に痛みの原因になります。
そこで安定的に肩が動くのを助けているのが肩のインナーマッスルである腱板ということなんですね。
腱板損傷の原因
この腱板が切れてしまうことを腱
板損傷と言うわけですが、この腱板損傷の原因は何なのか?
ということで、大きく3つの主原因をお伝えします。
⓵年齢による筋力不足
⓶使いすぎ
⓷使わずに固まった腱板の無理のある動作による損傷(球技などに多い)
なってしまったものは自分で対処しようとせず一度診せに来てくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
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