残念なサービスを受け、改めて考える極上のサービス

ホワイトデーでしたね!!

昼過ぎ、東京に雪が降ってきた時には思わず
「わ!ホワイトホワイトデーやん!」
とおっさんながら感動してしまいました・・・

でも、いくつになってもロマンチックなものはロマンチックです。

さて、そんなホワイトデーのプレゼントを吉祥寺のおしゃれなショップにスタジオ帰りに一人で買いに行きました。
いわゆるアクセサリーショップ。

ホワイトデー当日にもかかわらず大勢の店内に男性は私のみ・・・

周りが気になりあまりプレゼント選びに集中できない自意識過剰なおっさんです。

しかし、そうも言ってられない。

なんせ妻・長女・次女の計3つのプレゼントを購入しないといけない。

ここはさっと決めたいところ。

どうしよ?
まずなんの小物にするかを決めないと!!
なんと頭の中で独り言をつぶやきながら、一つの光輝くヘアゴムのトップに目が行った。

お!!これは妻が好きそうな形と色(シルバーの大きめ四角)
うちの妻は顔が小さいので大きいアクセサリーが割と似合う。

即決め!!

続いて娘たち・・・
お!!
良い大きさのハート型の妻のものと同じシルバートップのヘアゴムがある!!

これはいい!
ゴールドもあったが同じにしないと喧嘩になるので同じものを二つ購入!!

そしてレジに並んでいると、+200円でおしゃれな箱に入れてくれるという知らせが!!
これはぜひ!!
とレジでお願いする。

「すべてプレゼントでこの箱に入れていただけますか??」

さらに妻のものだけわかるようにと

「一つこちらだけ箱に印付けておいていただけますか??」

と注文。

5分ほどして包装が終了。

対応してくれた女性店員の愛想がとてつもなく悪かったが、まあここはいちいち腹立っていても時間の無駄。

家族の待つ元へとダッシュ!!

そして吉祥寺駅改札へ入り電車を待ちながら、ふとあの愛想のわるい女性店員の顔を思い出す。
みんながワクワクした気持ちで買い物したい場でああいう表情する子ってどういう人生歩んできたのかな??人の気持ちとかわからないのかな?
それとも今日だけ体調わるいのかな??

でももし前者だったら、包装もちゃんとできてないかも?

とふと思った。

そして、まさかと思い袋の中を見ると箱が二つしかない。

・・・え?
おれ三つ買ったよ?
まさか、妻の分を1つの箱に。
同じ種類の2つを一つの箱にまとめたとか??

恐る恐るその箱を振ってみると、あきらかに二つ入っているカシャカシャが聞こえる。

なんで!?
だれがホワイトデーで全く同じヘアゴムを二つあげるの??

え?もしかしてツインテール用と思ったの??

それなら一言聞いて!

そもそも私がレジでおこなった説明は
「それぞれ箱に入れてください。そしてこちらは外からわかるように印付けておいてください」

うん、今考えてもこの説明はまちがえていない!!

サービスとは

個人で仕事をおこなうようになってから特に「サービスの違和感」には過剰に反応するようになりました。

サービスっていうと、高級ホテルマンであったり、結婚式場とかが思い浮かびますが、そんなものばかりではなくこういった小さなショップもそうですし、ファーストフードもそうですし、われわれが生活していて日常生活で人と接している時間、やり取りですらサービスのやりあいだと思うのです。

一流サービス=相手の立場ですべての物事を見る

そして
極上のサービスは相手が求めているものの上を行き続ける事
だと思っています。

なので私はパーソナルを受けに来てくださるお客様にストレッチして柔軟性を出すだけで終わったり、トレーニングをお伝えして満足!では決して駄目だと思っています。

なぜそのお客様がここに来ないといけなくなったか??

その原因、そしてそれが改善した場合の次の目標。
さらに今のお身体からは想像できない状態へもっていくプランをお伝えし

ワクワクしてもらえることが重要だと思っています。

例えば、昨日のお客様がゴルフ終わりに左足首の外側靭帯あたりの痛みを訴えておりました。


その方は、右スイングなのですが左で壁を作る際に縫工筋(起始:上前腸骨棘 停止:脛骨粗面内側)の硬さから踏ん張る際に筋肉が伸び切らず
前脛骨筋(起始:脛骨外側面 停止:内側楔状骨・第1中足骨底)に負担がかかっていることがわかりましたので、まず縫工筋を緩めて脛骨粗面の内側に負担をかけないようにすることが大切なのですが、

そのことを伝える際に言葉が足りなかったり説明を誤ると

「なんでそこをストレッチするの??おれが痛いのは足首なのに!!」

と口に出してくださったらまだ説明ができるものの、心の中で思ってもう二度と来ないというのが普通の人です。

パーソナルジムに通うような経済レベルの方はほとんどこういった場合に何も言わずに離れてゆきます。

ここで、先ほどの「サービス」の話に戻すと

足首外側が痛いにも関わらず、縫工筋のストレッチをしっかり行う理由を伝えてから施術を始めしっかり結果をだすのが一流のサービス。

極上のサービスは・・・

こういった場合に例えば
「〇〇さんは、いま足首の外側の靭帯損傷寸前のところに来てます。その原因はゴルフのスイング時に壁を作る際、骨盤の外からお膝の内側につながっている筋肉に余裕がなくスネの筋肉に負担がかかってしまってます。つまりココとココが助け合ってしまっているせいで最終的に足首に負担がかかってしまっているんです。これを放っておくとお膝の内側に限界が来ます。
『内側側副靭帯損傷』お聞きになったことありませんか?そうです!タイガー・ウッズと同じ症状です。つまり今〇〇さんは全盛期のウッズと同じスイングができているんです!ただこれ以上無理をするとウッズと同じつらい思いをしないといけなくなります。そうならないためにも今日は私にお任せください!」

どうです?

きもちいいですし、なにより自然に
「このトレーナーに任せたら自然に明るい未来に連れて行ってくれる!」

と思いますよね。

これが私は極上のサービスであると思っています。

そうは言いながら、ミスの多いまだまだ未熟者ですが常に極上のサービスはテーマにもって日々精進していきます!!

日付変わりまして本日3/15(日)22時~林修先生の番組「初耳学」に出させていただいてます。

ぜひご覧ください!!

ちなみに・・・


👆こちら足首内側の三角靭帯と呼ばれるところ


👆足首周りの靭帯損傷を漠然とした「足首の捻挫」で片づけては絶対いけません!!!

すべての怪我には必ず理由があります。

◆著者◆
ボクレッチ(ボクシング&ストレッチ)トレーナー・芸人
山田BODY

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